
大手キャリアの後払い
大手キャリアの後払いは「キャリア決済」とも呼ばれていて、携帯電話・スマホの料金と一緒に請求されるキャッシュレス決済です。
昔からある歴史の古いキャッシュレス決済で、現在も一定の需要を確保しています。
記事の目次
使えるキャリア
大手キャリアの後払いは以下の4種類があります。
ドコモキャリア決済
使えるキャリア:docomo、ahamo
auかんたん決済(通信料金合算支払い)
使えるキャリア:au、UQmobile、povo2.0(月2,000円まで)
ソフトバンクまとめて支払い
使えるキャリア:SoftBank、Y!mobile、LINEMO
楽天モバイルキャリア決済
使えるキャリア:楽天モバイル
その他の格安SIM(MVNO)は原則としてキャリア決済を利用できません。
限度額などの利用条件はサービスによって異なり、携帯電話・スマートフォンの契約をしていれば申込不要で利用できるケースが多いです。
使えるサービス

一般的に大手キャリアの後払い(キャリア決済)が使えるのは、アプリストアやLINEなど携帯・スマホ関連のサービスがメインです。
大手通販サイトのAmazonは、ドコモ・au・ソフトバンクの携帯3社によるキャリア決済に対応しています。
ちなみに楽天モバイルは自社グループの楽天市場でもキャリア決済を使えませんが、月2,000円以上キャリア決済を利用すると楽天市場の買い物がポイント0.5%アップになる特典を用意しています。
キャリアによって使えるサービスや限度額・利用条件が違ってくるので、ホームページなどで詳細をしっかり確認しておくようにしてください。
キャリア決済のリスク
キャリア決済は手軽に利用できますが、万が一支払い遅延を起こしてしまうと携帯電話・スマートフォンの契約に悪影響を与えてしまいます。
なお、支払い遅延をした時のデメリット・リスクは、端末を分割購入しているかによっても変わるので注意してください。
携帯・スマホは生活の必須ツールになっていますが、長期にわたって支払い遅延を起こすと強制解約されて新規契約もできなくなってしまいます。
大手キャリアは電気通信事業者協会(TCA)、テレコムサービス協会(TELESA)を通じて未払いなどを起こしたユーザーの情報を共有しています。
支払い事故の掲載期間は5年と言われていますが、未払いを続けているキャリアだと5年以上経過しても再契約ができません。
クレジットカードや消費者金融とは違う制裁を科せられるので、未払いや貸し倒しは絶対にしないでください。
キャリア決済のデメリット

キャリア決済ならではのデメリットは主に以下の3点です。
- ・限度額設定が低い
- ・回線契約を解約すると使えなくなる
- ・分割払いができない
大手が提供する後払いなので安心して利用することができますが、限度額が低くて一括払いのみなど制約が多いので注意しましょう。
昨今は後払いアプリが手数料無料で分割払いに対応するなど、大手キャリアの後払いからシェアを奪っています。