後払い現金化を徹底解説
急速に進んでいるキャッシュレス化。
クレジットカード・交通系ICカード・QRコード決済など数あるサービスの中で、後払いアプリ(ツケ払いアプリ)の注目度が高まっているのをご存じでしょうか?
人気が急上昇している要因としてあげられるのは、資金難の状況下でも必要なものがあるときの資金調達需要です。
意外に知られていない後払いアプリについて、特徴や活用事例など気になる情報をまとめました。
後払い決済とは?
後払い決済とは、あらゆる商取引において代金の支払いを後回しにできる決済方法のことです。
サービスによってはツケ払いとも呼ばれており、一般的にはこの呼び方のほうがイメージしやすいかもしれません。
スマホにアプリをインストールするだけで使える点が人気となり、若い世代を中心に活用されています。
文字通り、代金は後から支払う仕組みになっており、主に実店舗やECサイトでクレジットカードと同じ感覚で使えます。
厳格な審査をクリアしなければならないクレジットカードと比べて、限度額は低めなものの、審査基準が非常に緩いのが特徴です。
特に学生や専業主婦など、年齢や収入の問題でカードを作れない人たちにとって、救世主のようなサービスといえるでしょう。
しかし、 後払い決済サービスにはたくさんの種類があり、その中から自分に適したものを選ばなくてはなりません。
と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、人気の後払い決済を特徴別にまとめてみましたので、気になっている方はサービス選びの参考にしてみてください。
関西圏でもブーム到来中
後払いアプリをはじめとするキャッシュレス決済は東京などの都心を中心に発展し、今や全国的に普及している支払い方法です。
しかし、関西圏は関東圏に比べるとその普及率は未だ後れをとっています。
2023年に行われた、“47都道府県の一か月に使うキャッシュレス決済の平均額調査”では、大阪府と奈良県を除く関西の県々が全国平均を下回る結果となりました。
このように関西圏でキャッシュレス決済の普及が遅れを取った理由として、以下の要因があると考えられています。
- ・個人事業者が多くキャッシュレス決済を導入する負担が大きい
- ・現金主義の考え方が根強い
まだまだ現金の使用にこだわりを持つ人も多いとされる関西圏ですが、実は近年ではインバウンド需要や万博に向けた政策を受け、キャッシュレス決済の普及率が急激にアップしつつあります。
特に決済サービスのひとつである後払いアプリは、
- ・QRコードやバーコードで決済可能
- ・チャージが簡単
- ・ポイント還元
などさまざまなメリットがあるという点で、年々サービスの利用率を上げています。
今後、万博開催などの追い風を受け、関東地方だけでなく関西圏においても大きなブームとなるでしょう。
後払い決済の種類とサービス
ひとくちに後払い決済といっても、さまざまな種類があります。
キャリア決済 | スマートフォンの利用料金とまとめて支払いができるサービス |
Visaプリペイドカード | この種類ではペイディなどが有名です。 Visaプリペイドカードを発行することで、事前にチャージすることなくお買い物が楽しめます。 |
振込式・ECサイト決済方式 | このタイプではカードの発行も不要で利用できます。 例はNP後払い(atone)やZOZOつけ払いなどです。 決済ごとに行われる与信審査に通過すると、手元に現金がなくても商品を購入でき、そのあと指定された期日までに振込で支払えばOKという仕組みになります。 |
審査はあるの?
後払いアプリ自体は審査なしで申込できますが、後払い機能を使うには簡単な審査が必要になるケースが多いです。
ただし後払い機能の審査は、クレジットカードの新規申込や消費者金融のキャッシングサービスに比べて簡易的で、アプリによってはブラックユーザーでも即日利用が可能。
なお、クレカ・ローンの支払い履歴などが掲載されている信用情報を照会するかどうかは、アプリによって対応が違います。
信用情報に問題がない、もしくは利用する後払いアプリの関連サービスで支払い遅延などがなければ、何かしらの後払いアプリを使える可能性が高いです。
ただし、後払いアプリは簡単な審査で利用できるため、クレジットカードに比べて限度額が低めに設定されます。
新規申込時は1~5万円程度の限度額に設定され、利用実績に応じて限度額を増額できるケースが多いです。
こんなところでも使える?意外な提携先3つ
キャッシュレス決済のお手軽さは、業界を超えて注目されています。
既存の大手サービスがユーザー層の拡大を狙って、次々にキャッシュレス決済サービスと手を組んでいるのです。
知っておくとより便利に生活できる提携先3選を紹介します。
キャッシュレス×キャリア決済
docomo、au、SoftBankのキャリア決済は、各社が提供するバーコード決済アプリに直接残高をチャージできます。
具体的には、docomoならd払い、auならauPay、SoftBankならPayPayに電子マネーとして追加でき、本来であればキャリア決済できないお店でも使えるようになります。
キャリア決済を通じてチャージするため、実質的な後払い決済として運用できる点が魅力でしょう。
アプリを通すことでポイントが貯まるほか、支出を管理しやすくなるのもメリットだといえます。
キャッシュレス×ショッピングサイト
ショッピングサイトの最大手Amazonでは、ペイディを利用することでクレジットカードがなくても後払い決済ができます。
Amazonで利用した場合に限りますが、3回・6回払いの分割払い手数料が0円となり、大きい額の買い物に使いやすいです。
クレジットカードで分割払いすると手数料がかかるケースがあるため、ペイディを使った方がお得になる可能性があるかもしれません。
キャッシュレス×自治体!?
国や自治体に納める税金といえば、口座引落しや現金で支払うイメージが根強いです。
しかし、そのイメージを変えようと全国の自治体がキャッシュレス化を進めています。
クレジットカードだけでなく、電子マネーやQRコード決済にも対応しているところも。
メリットは、スマホ1つで簡単に手続きできるようになるだけではありません。
住民にとっての利便性向上や、職員の事務手続き時短に繋がることを期待されています。
現金化目的の利用事例
後払いアプリ現金化はVisaマークのある通販サイトなど、使える所が限られています。
欲しい商品をネットショッピングなどで購入するのが正しい使い方ですが、現金化目的で利用・申込する人が増えています。
後払いアプリ現金化とは、アプリ決済で買った商品を買取orキャッシュバックで現金に換えるサービス・手法です。
来店不要で利用できる後払いアプリ現金化の専門業者が多数あり、指定された商品を後払いアプリで決済すると80~90%前後の換金率で現金が振り込まれます。
少額の現金が必要だけどクレジットカードやキャッシング・カードローンの利用枠を使い切ってしまった方や、もしくは審査の問題で新たに申込ができない方は、後払いアプリ現金化を検討してみるとよいでしょう。
優良後払い現金化サービス
利用時の注意点
後払いアプリはとても便利なサービスですが、後払いならではの注意点があります。
トラブルに発展するケースの大半が、未払いや滞納・踏み倒しです。
遅延した際の対応は後払いアプリによって違いますが、信用情報機関に加盟している所だとクレジットカードや各種ローンの未払いと同じ扱いになってしまいます。
信用情報機関に非加盟の後払いアプリでも、悪質なユーザーだと判断されれば訴訟を起こされて勤務先の給与などを差し押さえられる恐れがあるので注意してください。
手軽で簡単に利用できるため、クレジットカードや光熱費・スマホ代・キャッシングなどの支払い遅延に比べて危機感を持たない方が多いです。
しかし、後払いアプリも金融サービスの一種で、支払いトラブルを起こすと様々な不都合や問題が生じる状況に陥ります。
支払い遅延や踏み倒しをした時のリスクを理解して、計画的に利用するようにしてください。
市場規模が拡大中
初代iPhoneが発売されてから早15年。
もはや生活必需品になったスマホですが、これ一つあればどこでも便利に買い物ができるようになりました。
発展途上な部分も残っているものの、将来的には医療機関や公共料金、税金の支払いを全てキャッシュレスで行えるようになる時代がやってくるでしょう。
そんなときに備えて、自分にあった後払い決済を見つけてみてください。