
後払いアプリとは
後払いアプリとは、独自の後払いができるキャッシュレス決済アプリの総称で「ツケ払いアプリ」と呼ばれることもあります。
ちなみにPayPayやiDなどスマホを使ったキャッシュレス決済も、クレジットカード払いを選択すれば後払いになります。
後払いアプリは、クレジットカードなど既存の後払い決済ツールを使わず、独自に新たな後払い決済枠を設定できることが特徴です。
記事の目次
後払い決済の種類とサービス
後払い決済サービスは数多く存在し、人によってお得に使えるサービスが異なります。
それぞれに一体どんな強みがあるのかを簡潔にまとめてみました。
キャリア決済
docomo | ドコモ払い |
au | auかんたん決済 |
SoftBank | ソフトバンクまとめて支払い |
上限は10万円とそれほど高額ではないものの、スマホの利用料金と同時に引き落としできて利便性が高いです。
対応しているサービスも豊富な上、少額なら未成年者でも決済できるため、幅広い層から支持されています。
ただ、それぞれのキャリアを利用していなければ一切使えない点には注意が必要です。
PayPay後払い
キャッシュレス決済アプリとして有名なPayPayが提供している後払いサービスです。
バーチャルカードが発行されるほか、手数料無料で利用できるのも嬉しいポイント。
楽天ペイ・楽天Edy
楽天ポイントを効率よく貯めたいユーザーに選ばれているのが、楽天ペイや楽天Edyでしょう。
特に楽天ペイでは後払い機能を使えます。さらに、アプリ1つで簡単に設定できるお手軽さも売りの一つです。
ペイディ
ペイディとは、スマホ1つでバーチャルカードを発行できる定番の人気後払いサービスです。
上限は公開されていませんが、実績に応じて高額な限度額での利用が可能となっています。
Amazonやラクマ、Qoo10など幅広いネットショップで買い物をすることができます。
リアルカードを発行すると、ネット以外の買い物もできるようになるため、非常に便利です。
バンドルカード
VISAプリペイドカードを発行して利用する後払いアプリです。後払い限度額は3,000円~50,000円となっています。
独自の簡易的な審査(信用情報機関に非加盟)がありますが、比較的通過しやすいので幅広いユーザーに人気があります。
メルペイ
国内最大級のフリマサイト「メルカリ」が運営する後払い決済サービスです。
後払い限度額は最大30万円ほどとかなり高額でも決済できる利便性の高いサービスとなっています。
メルカリとメルペイ使用可能な店舗は増えており、今後さらに汎用性が高まっていくでしょう。
ファミペイ
3大コンビニ決済の中で、特に有名なのがファミペイです。
ファミリーマート以外にも多数の加盟店で使えるうえ、ネット決済にも利用できるメリットがあります。
NP後払い(atone)
後払い決済の中でも20年の歴史を持っている老舗のサービスです。
クレジットカードだけでなく口座登録も不要で、事業者向けにも展開している異色の後払い決済だといえます。
一般的な使い方

電子決済アプリは後払い決済だけに特化したものとは限りません。
基本的には事前の現金チャージもしくは登録したクレジットカード払いがメインになっています。
VISAプリペイドカードタイプの場合は、アプリでの簡単な申込手続きでVISAプリペイドカードのバーチャルカードが発行されます。
さらに後払い機能の申込みを済ませれば、事前チャージしなくても限度額の範囲内でキャッシュレス決済ができる流れです。
バーチャルカードは店舗での店頭決済では使えません。
VISAマークのある通販サイトなどの決済のみ使えます。
メルペイスマート払いなど独自のキャッシュレス決済の後払い機能は、申込みを済ませれば店舗での店頭決済も使用可能です。
後払いアプリの特徴まとめ
後払いアプリは様々な種類があり、使うアプリによってメリット・デメリットが違います。
バンドルカードやメルペイスマート払いの場合は信用情報機関を使わずに独自の基準で審査しているため、クレジットカードやカードローンの新規申込審査に通らない方から人気です。
このほか、キャッシュレス派でリアルカードを持ちたくない理由でバーチャルカードを利用する方や、家族・恋人などと共有できるキャッシュレス決済を使いたい理由で後払いアプリを使う方が増えています。
様々な特徴と使い方がありますが、クレジットカードなどの審査に不安がある方と早急に決済の使用予定がある方からの人気が特に高いです。